お客様情報
株式会社トンボ様は、学校制服・スポーツウェアの大手メーカーとして長年にわたり業界をリードしてきた企業です。全国の学校、百貨店、代理店を通じて学生服を供給するサプライチェーンは複雑であり、各生徒の個人仕様に対応した精緻な物流オペレーションが事業の根幹を支えています。近年はスポーツウェアやメディカルウェアへの事業領域拡大も積極的に進められています。
| 企業名 | 株式会社トンボ |
|---|---|
| 資本金 | 2億6,187万円 |
| 売上高 | 461億8,500万円(連結・2025年6月) |
| 事業内容 | 学生服、スポーツウェア、メディカルウェアの企画・製造・販売 |
お客さまが抱えていた課題・ご要望
トンボ様の学生服アソート業務は、新入学シーズンに集中して発生する点が最大の特徴です。一人ひとりの生徒に合わせたサイズ・加工仕様の学生服を個人単位でセットし、百貨店などを経由して学校やご家庭へ届けるアソート作業には、高い精度と豊富な現場経験が求められます。
各アソートには、上着、冬スラックス、シャツ、ネクタイなど複数アイテムが含まれ、裾上げ、刺繍、ボタン付け替えといった個人加工品も混在します。品番、色番、サイズ、点数の読み合わせ検品を2人1組で実施し、一人ひとりの商品明細に基づいて正確にピッキング・詰め合わせを行う必要があります。学校によってセット内容が異なり、同じアソート番号内でも男女・学年ごとに異なる仕様が存在するため、アソートマニュアルの徹底確認が前提となります。
また、商品不足が発生した場合の不足分明細の転記・管理、商品到着後の「再アソート作業」、さらにはイレギュラー対応として、「期日優先出荷(商品未揃いのまま期日優先で出荷する作業)」への対応力も重要な評価ポイントです。こうした複雑な作業フローに精通した外部パートナーへの委託は、品質管理体制の維持と繁忙期の人員確保という双方の課題解決に直結します。
加えて、トンボ様は中長期的な視点から、アソート作業の自動化・省人化(マテハン導入)を検討されており、現在の作業データや実績を踏まえた物流パートナーとの共同検討が求められていました。
■課題のまとめ
| 直面していた課題 | パートナーに求めた要件 |
|---|---|
| 新入学シーズンに繁忙が集中する大規模アソート作業 | 高品質を保ちながら短納期で処理できる作業体制 |
| 学校・サイズ・加工内容が個人単位で異なる学生服 | 個人単位の加工品管理と2人1組の読み合わせ検品による高精度な作業 |
| 不足品管理・期日優先出荷などの複雑なイレギュラー | 例外フローへ的確に即応できる対応力 |
| 中長期での自動化・省人化(マテハン導入)の検討 | 物流改善まで継続して協議できる信頼できる委託関係 |
繁忙期の作業品質と柔軟な現場対応力を兼ね備えた物流体制の構築が必要
ご提案のポイントと導入施策
アソートマニュアルに準拠した精緻な作業体制の構築
当社グループ(プラス ロジスティクス・プラス カーゴサービス)は、協力物流会社とともに、トンボ様の物流センターと連携した共同体制でアソート業務を受託しました。荷受け、検品、格納から始まり、アソート、梱包、センター間輸送、個建て配送に至るまでを担っています。なお、アソート作業についてはトンボ様のアソートマニュアルに完全準拠した作業手順を整備の上で実施しました。
| 作業期間 | 2月初旬~4月初旬までの約8週間 |
|---|---|
| アソート対象アイテム | 上着、スラックス、シャツ、ネクタイ、スカート、立ち襟シャツ等 |
| 個人加工品の検品 | 裾上げ、刺繍、ボタン付け替えの氏名確認と加工シール処理 |
| 検品体制 | 商品集め(ピッキング)後に、2人1組による品番・色番・サイズ・点数の読み合わせ |
| 商品不足(未揃い)発生時 | 不足分の明細転記・管理、隔離保管 |
| 再アソート作業発生時 | 迅速なセット再開体制の整備 |
| 期日優先出荷発生時 | 出荷報告書への赤字記入、専用ラベル作成、出荷報告対応 |
| 出荷報告 | セット作業完了後に出荷報告書を都度記入、未出荷生徒名一覧表の記入・送付 |
| 個人情報管理 | 明細や伝票などの個人情報が記載された帳票類は漏れなくすべて回収し、トンボ様へ返却 |
| リードタイム | 平均5営業日、最短2営業日(センター到着の翌々営業日までに出荷)を徹底 |
| 対応ボリューム | 全出荷量の約7割が集中する3月後半の最繁忙期(2週間)にも完全対応 |
主なアソート業務内容
- 荷受け、検品、格納(品番、色番、サイズ、点数、加工内容の照合)
- 指定箱への氏名シール、プライス貼り付けと商品詰め合わせ
- 2人1組の目視検品(読み合わせ検品)
- 外装ケースへの梱包、アソートラベル作成・貼り付け
- 出荷報告書、未出荷生徒名一覧表の記入・送付
- 未揃い商品待ち分の隔離管理、再アソート作業、期日優先出荷対応
高精度な検品体制と現場ノウハウの蓄積
本業務の核心は、個人単位の精緻なピッキングと検品にあります。商品明細を確認しながら一人ひとりの商品をカゴに集め、2人1組で品番、色番、サイズ、点数を読み合わせる検品を徹底。加工品については整理番号・氏名を照合し、スラックスの加工シールは指定箇所を切り離す等、マニュアルに準拠した細部の手順を忠実に実施することで、精度の高い誤出荷防止対策を実現しました。
詰め合わせでは、男女別・学年別の商品配置ルール(スラックスは上着の間に挟む、スカートは上着の下に置く、立ち襟シャツは上側にセットする、など)に従い、品質基準に沿ったセットを徹底しました。不足品が発生した場合は完納分と明確に区別・隔離し、不足商品到着後に速やかに再アソートを行う体制を整えました。
イレギュラー事象の中でも特に対応が複雑な「期日優先出荷」については、担当者間の連絡フローを明確化し、対象生徒の特定、商品明細への赤字記入、専用アソートラベルの作成、出荷報告書の赤字記入まで、定められた手順を正確に実行しました。こうした現場対応力の高さがトンボ様から高く評価されました。
サービス導入成果と今後の展望
当社がアソート業務を受託したことにより、トンボ様は以下の成果を得られました。
①「誤出荷ゼロ」の高品質な作業体制による、委託ボリューム拡大の選択肢
初年度から継続している「誤出荷ゼロ」の高い作業品質と、不測の事態への迅速かつ的確な対応力が信頼の礎となりました。確実な実務を遂行する高品質な外部パートナーを得たことで、トンボ様は安心して「外部委託する数量をさらに増やすこと」も物流戦略上の有効な選択肢として検討可能となり、将来的な物量の増加にも柔軟かつ確実に対応できる体制が、両社の円滑なパートナーシップのもとで実現されています。
②繁忙期の「季節波動」への柔軟な対応と、自社物流センターの負荷軽減
入学シーズンという極端な物量増が発生する時期でも、高品質を維持したまま大規模アソートを完遂できる体制を確保されました。実際に当社では、最繁忙期となる3月後半に、全作業量の約7割を2週間で完全対応いたしました。これにより、トンボ様自社の物流センターにおける業務負荷が軽減され、組織全体でのオペレーション最適化と確実な納期遵守が両立されています。
③複雑な例外処理の外部化による、社内管理工数の削減とミスリスクの排除
不足品管理や期日優先出荷など、精緻な判断と管理を要する複雑なフローを標準化し、信頼性の高い委託先へ外部化したことで、トンボ様社内での進捗確認や現場指示の負担が減少しました。人為的ミスが発生しやすい工程をプロフェッショナルな現場へ委ねることで、確実な出荷体制を維持しながら、社内管理業務の効率化を達成されています。
④現場の知見と「プロの視点」を融合させた、実効性の高い物流改善の検討
トンボ様の安定した運用実績に加え、当社の物流専門会社としての多角的な視点や他現場でのノウハウを反映させることで、マテハンや自動化設備の導入検討を含む中長期的な改善策を、より精度の高い形で協議しています。現場独自の工夫とプロの視点を掛け合わせることで、繁忙期の作業負担軽減や効率化といった課題に対し、実効性のあるソリューションを共に形にしていくことを目指しています。
お客さまのご意見・ご担当者様の声

新入学シーズンは一年の中でも特に作業量が増える時期です。そのような中で高品質かつ超短納期にも対応頂いたことで作業負荷が軽減しました。またミス0という高い精度で作業して頂きありがとうございます。(株式会社トンボ 関東物流センター ご責任者 N.T.様)
アソート業務のことならプラス ロジスティクスにお任せください
- 学生服やユニフォームのアソート業務の課題解決をご検討の方へ
- 新入学・新年度シーズンに集中する大規模アソート作業を外部委託したい
- 個人単位の加工品管理や複雑なイレギュラー対応に精通したパートナーを探している
- ピッキングから出荷報告まで一貫した作業体制を構築したい
- アソート作業の自動化・省人化(マテハン導入)を中長期で検討したい
そのような課題をお持ちでしたら、ぜひ当社にご相談ください。学生服・ユニフォーム物流の豊富な実績を活かした最適なアソートサービスをご提案します。



